釉薬(ゆうやく)

釉薬には灰、つまり物を燃やしたときに出る 残りカスである灰が使われます。 燃えカスといっても何でも良いわけではなくて ワラや樹木の灰です。 この灰はカルシウム、マグネシウム、鉄分など 様々な成分を含んでいて高温で化学変化を 起こし色を発色したり…

カオリン=カオリナイト

カオリンにはアルミニウムの酸化物である アルミナが多く含まれています。 カオリンは江西省の高嶺(カオリン)の地面に 由来していて、カオリン質の粘土が産出されます。 このカオリンを主体とする釉薬を使うと アルミナの影響により表面がマット質の 和食…

長石

長石は和食器のおいて 表面のツルツルとしたガラス質の 基となる原料です。 釉薬の原料として用いられていて 昨日の分類のとおり 志野という名称の釉薬を 使った和食器や透明釉にも 多く含まれています。 最後まで読んでくださりありがとうございます。 *ブ…

釉薬の質感による分類

釉薬は焼き上がった際の質感の微妙な違いや 表現できる色があまりの多く 正確に分類することはできません。 でも大まかに分類することはできます。 質感による分類は4系統 ・マット系(セミマット系) ・つや系 ・乳濁色系 ・貫入系(表面にひびが入る釉薬)…

組成による釉薬の分類

釉薬の分類の仕方として 質感の他に釉薬に含まれる 鉱物の組成による分類が 考えられます。 鉱物の組成による分類は次の通りです。 ・長石釉(質)系 志野や貫入といった釉薬を施した和食器が当てはまります。 ・灰釉(質)系(ワラ灰・土灰<木灰>) 黄瀬…

世界一使われている釉薬

釉薬(ゆうやく)というのは和食器などを コーティングしているガラスのような ツルツルしているものだったり 質感がマット質のものであったりします。 その釉薬のなかで最も使われる頻度が高いのは 透明釉です。 言い切りましたが統計があるわけではありま…