2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

釉薬の濃度

釉薬の濃度は比重計を用いて計ります。比重計の中間には浮のような丸い部分があり、比重計が釉薬にどれだけ沈むかによって濃度を計ります。単位は「度」で、40度、50度などと呼びます。濃度は釉薬や表現方法、窯によって様々あり、同じ釉薬であってもまちま…

釉薬と水

釉薬はバケツのなかで泥状になっています。ただし2日程度放置すると写真のように水と完全に分離してしまいます。また水となじませるためによく混ぜ合わせないと施釉の際に和食器に施した釉薬がむらになってしまいます。水分量の少ない濃い釉薬だと短時間で…

バケツの中の釉薬の状態を紹介します。

釉薬は和食器の表面のツルツルとしたガラス質の部分を作り出す「シリカ」という鉱物や、 さまざまな色を作り出す「銅」や「鉄」などの鉱物の粉黛(粒子に)によって形成されています。つまり鉱物の粉末に水分を加えたものが「釉薬」といわれるものになります…

施釉(せゆう)

施釉(せゆう) 素焼きした和食器に釉薬を施すことを施釉といいます。釉薬は和食器の表面を覆うツルツルとした部分のことです。写真は最も一般的な施釉方法で、釉薬を入れたバケツに素焼きを浸す、デッピングという手法です。釉薬のなかに浸す時間や釉薬の濃…