焼成

マイクロ波焼成窯の価格

先日紹介しました マイクロ波焼成窯(電子レンジ窯)と ハイブリッド窯。 そのお値段は・・・・・ マイクロ波焼成窯(電子レンジ窯)が およそ120万円!! ハイブリッド窯が1千万円!!! 一般的なガスや電気の窯が 60cm立法の容量のもので およそ30万円〜40…

酸化焼成

「酸化」は「還元」と違い 一酸化炭素COを発生させないように 十分な空気を送り込んで焼成します。 釉薬が一酸化炭素とほとんど反応しないため 安定した色を発色させることができます。 空気を沢山取り込んで焼くため ガスや重油などの燃料を使って 酸素を消…

陶磁器の焼き方

陶磁器の焼き方には「酸化」と「還元」が あることは以前にもお話しましたが もう少し詳しくお話しますね。 「還元」という焼き方は窯の中に 入る空気の量を出来るだけ遮断し またガスなど燃料を燃やす事で 窯の中の酸素を消費させ 不完全燃焼を起こさせるよ…

ハイブリッド窯

ハイブリッドと聞くと トヨタのプリウスや ホンダのインサイトが 思い浮かびますが 陶磁器を焼く窯にも ハイブリッドがあるんです。 この窯は電気とガスの ハイブリッドです。 先に紹介したマイクロ波焼成窯(電子レンジ)に ガスを加えたものです。 このハ…

電子レンジ?

陶芸の窯の燃料というと ガスや電気が一般的ですが 実は電子レンジもあるんですね〜 マイクロ波焼成というんですが 要は電子レンジです。 電子レンジで陶器が焼けるなんて 陶器業界の製造技術も 日々進歩しているのですね。 最後まで読んでくださりありがと…

窯の温度分布について

窯には温度計が設置されており、 1250℃とか1300℃であるとか窯の内部温度を知ることが出来ます。 でもこの温度は雰囲気の温度であり、 必ずしも窯全体の正確な温度を表しているわけではありません。 窯内部の場所によって温度が微妙に異なるからです。 この温…

電気窯を紹介します。

その名の通りガスではなく、電気を使って窯をあたため 和食器を焼き上げる窯です。 写真の電気窯は素焼をするために用いられていますが、 和食器を本焼成することもできますし 上絵の窯にも用いられます。写真をみると窯の内部に電熱線が張り巡らされている…

窯への和食器の積み上げ方

和食器を窯に積み上げる方法の一つに棚板を用いる方法があります。棚板の上に和食器を乗せ、棚板を重ねていきます。この積み上げ方により、様々な形状の和食器を一度に窯に収めることができます。最後まで読んで下さりありがとうございます。 *ブログ運営者…

窯への積み上げ方

和食器を窯に積み上げる方法の一つに、エンゴロと言われる容器に和食器を入れ積み上げる方法があります。ほぼ同じ形の和食器を効率よく窯に入れることができます。写真をみると容器のなかに和食器が収められていることが分かります。最後まで読んで下さりあ…

熱電対

窯の扉の内側には熱電対を用いた温度計が設置されています。写真の白い棒状のものが温度計で、接続されているデジタル表示器に温度が表示されます。温度計の設置位置は窯によって違いますので、必ずしも扉の内側にあるわけではありません。1000度以上の温度…

バーナー

窯のバーナー部です。窯の両側にいくつもならんだ開口部からバーナーが炊かれ窯の温度を上げていきます。バーナーの燃料にはLPガスや重油が使われます。最後まで読んで下さりありがとうございます。 *ブログ運営者の関連サイト* ショッピングサイト:和食…

窯の内部

窯の内部を紹介します。窯のなかは耐火レンガがぎっしり張りめぐらされています。耐火レンガには熱に耐えると共に熱を遮断する効果があります。1200〜1300度という高温に何百回とさらされるのですからいかに丈夫なレンガであるかがわかりますね。その丈夫な…

写真の窯はシャットル窯といわれる窯です。

窯の大きさは「りゅうべい」(立法メートル)で表されます。この中に台車に積み上げあられた和食器を台車ごと収納し 焼成を行います。焼成方法は「酸化」「還元」の二種類があり、 酸化は窯の中に空気(酸素)を積極的に取り入れ 粘土や釉薬を酸化させて焼き…

台車

和食器を1100〜1300度で焼き上げることを焼成と呼びます。焼成時には和食器を台車に乗せて窯のなかに入れます。写真は台車に和食器を乗せた状態のものですが和食器は「エンゴロ」と言われる円柱状の容器に入れられ、高く積み上げられているため見えません。…