須恵器と陶器の違い

土器と陶器の違いは先にも書きましたが
須恵器と陶器の違いは
釉薬を人の手で器に施しているか
という点が上げられています。
須恵器では窯で焼いているときに
薪の灰が窯の中に舞い上がり器に付着して
それが溶けて釉薬のような状態になります。
一方はじめて人工的に施された釉薬
灰を水に溶かして作られたものでした。
灰釉といわれる灰を基本とした釉薬
完全に溶かし器に定着させるには
1200度を超える高い温度が必要で
そのために窯の改良も進みます。
現代でも焼き締めといって
釉薬を施さずに焼く方法はあります。
窯の性能はもちろん段違いですが、
このように釉薬を施さず
焼かれるのも現代では陶器と呼ばれています。
ん?釉薬をつけないのは須恵器じゃないの?
そうですよね・・・
私もそのへんは良く分かりません。
ただ考古学上はそのような分類になって
いるようです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


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