良質な土

須恵器は大阪堺市で盛んに
作られていましたが、
陶器の登場により奈良時代半ば
からは衰退し始めます。
陶器は灰釉(灰を水に溶かした灰の釉薬)を施し
須恵器よりも高温の1200度以上で
焼かれます。 
また高温で長時間の焼成に耐える
不純物の少ない花崗岩を含む良質の土が
岐阜県多治見市、
土岐市中津川市の美濃地方や
愛知県小牧市瀬戸市静岡県常滑市などで
発見されたため大阪に代わり東海地方の窯業が
発展していきます。
それにしても奈良時代からジャンジャン土を
掘り起こしているのに
粘土ってなくならないの?
実は美濃地方なんかは
地面を掘ればどこでも粘土が取れるんだって
だから粘土はいくらでもあるそうですよ!
但しどこでも掘っていい訳ではないんだから
やっぱり有限な資源なのです。
だからこそ長く大切にしてもらえるものを
作らなくちゃ!
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