須恵器

日本書紀雄略天皇七年(463年)に
「新漢陶部高貴」が日本に来たとかかれており
これが朝鮮の百済から渡来した須恵器の
工人であったそうです。
須恵器とは窯を使って焼かれる土器のことで
今までの800度程度で野焼きされる土器と違い
窯により1000度以上で焼かれます。
日本で最も古いとされる須恵器の窯は
大阪府堺市の陶邑古窯址群にあるそうで
紀元440年ごろにもなります。
現代の窯の内部は耐火レンガが使われ
耐熱性、保温性に優れていますが
当時は山の斜面を利用し
煙突状に地面をくり貫いた穴窯でした。
下の穴から薪をたき
温度がある程度まであがったら
すべての穴を塞ぎさらに温度をあげていきます。
須恵器は1000度以上で焼き上げているので
それまでの土器と違い大変丈夫で
水もれもしません。
また形も高坏などロクロを使って
成形したと思われる美しい形が作られています。
この窯とロクロが飛躍的に窯業を進歩されることになります。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


*ブログ運営者の関連サイト*
 ショッピングサイト:和食器通販の【作家達の店】
 作家との協同運営ブログ:和食器作家など【さくブログ】