素焼(すやき)

素焼(すやき)を紹介します。


和食器の形に成形した粘土を乾燥させ、およそ800℃の窯で8時間焼く工程を素焼といいます。


素焼をすることのメリットには次のようなことが挙げられます。

1粘土(鉱物)と強く結びついている結晶水を蒸発させ、本焼成時の水蒸気爆発の危険性を回避する。

2素焼の状態は強度があり、管理や取り扱いがしやすくなる。

3吸水性があり釉薬の載りがよくなる。

4和食器の形状の歪みが発生しにくくなる。


素焼をしない焼締めという技法もありますが、素焼を行うのが一般的です。


写真は素焼窯です。
和食器が重なってギッシリと詰まっているのがわかりますね。


実は素焼は縄文土器と同じなんですよ。
当時ではまだ窯がなく、800℃程度でしか焼けなかったからなんですね。


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