陶磁器産地の隆盛

現代では日本各地に
陶磁器の産地があって
それぞれの個性を生かしつつ
もの造りをしているので
ある意味共生しているとも
いえますが、
昔は時代の変化に応じて
産地の隆盛は大きく左右
されていたようです。
瀬戸では鎌倉武士や寺社などを
中心に瀬戸に出資し
生産させるものがいましたが
美濃守護の土岐氏の権威や
斉藤道三の台頭により
瀬戸での生産は衰退し
美濃で作られる器が
茶を楽しむ器や雑器として
阪堺や京都で盛んに使われる
ようになりました。
その美濃も有田で磁器が生まれれば
今度は美濃が衰退していきます。
時の権力者の影響や
趣向が大きく変化すると
それまでのものは完全に
捨て去られしまっていたようで
陶磁器産業は現代よりももっと厳しい
環境にあったのかもしれません。
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